전공서적

国立歴史民俗博物館-〈総合資料学〉の挑戦

심맥부지 2023. 12. 26. 00:46

 

全国の大学や博物館が所蔵し、生み出してきた多種多様な資料。それらを学問の領域を超えた新たな視点で把握し、デジタルデータとして結びつけ、有機的に活用する異分野融合型研究「総合資料学の創成」。大学と博物館・図書館等の連携、デジタル技術を核とする次世代の歴史研究など概要と実践例を紹介し、今後の課題を示したシンポジウムの記録集。

【編集者の眼】
国立歴史民俗博物館(歴博)が、研究プロジェクト「総合資料学の創成」を進めている。「総合資料学」とは、全国の大学や博物館などに収蔵される多様な資料を、人文学・自然科学・情報学など分野を超えた視点で統合的に分析し、高度な共同利用・共同研究へとつなげることをめざした新しい学問である。
構想のきっかけは、3・11東日本大震災という。多くの人命を奪った震災は、地域の歴史資料や文化遺産にも甚大な被害を与えた。これを機に、全国の歴史資料をデジタルデータとして結びつけ把握するシステム構築が必要となり、その際、基盤となる学問「総合資料学」の創成もめざすことになった。
本書では、文化財レスキューなど資料保全の様子、情報基盤構築の方法、分野横断型研究の具体例など、総合資料学の概要と実践例が報告されている。
次世代を見据え、いかに歴史資料を研究資源として継承していくのか。「知」を集積、保存、活用する取り組みは、いま緒に就いたばかりだ。(未)

 

序/本論集の趣旨…西谷 大/総合資料学の創成にむけて…久留島 浩/「地域の学術文化の復興」と総合資料学―東日本大震災における資料保全活動の体験から…三上喜孝/コラム1 戦後(1945-1953)の沖縄の博物館づくり―資料収集はいかに行われたか…園原 謙/総合資料学の射程と情報基盤…後藤 真/京都大学研究資源アーカイブにおける研究資料情報の共有…五島敏芳・戸田健太郎/コンピューターによる時間情報の記述と活用…関野 樹/東京大学史料編纂所の編纂とその事業にともなうデータベース…山田太造/コラム2 「古代の百科全書」としての『延喜式』―異分野からの『延喜式』研究の歩み…小倉慈司/博物館資料を多角的に読む―風景写真を事例に…青山宏夫/資料の自然科学分析―土器付着物と民族資料…渋谷綾子/コラム3 小判の色付―人文科学と自然科学からみた江戸時代の職人技…齋藤 努/総合資料学の未来を考える―パネルディスカッションから…西谷 大