日本の古代社会において、文字はどのように受容され、文化を形成するにいたったのか。地方社会では文書行政がいかに行われていたのか。地方で出土した文字資料(木簡・漆紙文書・墨書土器)を手がかりに、文字の受容と展開の様相を描き出す。また、韓国出土の文字資料も検討し、東アジア世界における文化の中に、古代日本の文字文化を位置付ける。
序 研究の視角と本書の構成/Ⅰ 日本古代における文字文化の受容(日本古代の文字と言語/習書木簡からみた文字文化受容の問題/論語木簡と古代地方社会/日本古代木簡の系譜―韓国出土木簡との比較検討を通して)/Ⅱ 古代地方社会における文書行政の展開(文書木簡と文書行政―地方出土木簡を例として/古代地方社会における公粮支給と帳簿/古代地方社会における出挙運営と帳簿―出挙関係木簡を手がかりに/出挙の運用/付章 古代東アジア出挙制度試論)/Ⅲ 文書行政と「辺境」(古代「辺境」の民衆把握―秋田城跡出土漆紙文書の意味するもの/古代地方社会における暦―その受容と活用をめぐって/城柵と文書行政)/Ⅳ 文字文化の周縁世界(墨書土器研究の新視点―文献史学の立場から/古代地域社会における祭祀・儀礼と人名―墨書土器の検討から/付章 「龍王」銘木簡と古代東アジア世界―日韓出土木簡研究の新展開)
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