平安貴族と陰陽師の世界へ(実在した安倍晴明/安倍晴明の生きた時代/国風文化としての陰陽師/陰陽師という生活文化/日記の中の陰陽師/平安時代の歴史民俗学)/一=家宅を鎮める(新宅作法の次第〈移徙作法勘文/入宅の順序/入宅後の作法/五菓嘗の由来/翌朝の作法・翌々々朝の作法/三ヶ夜の禁忌〉/宅神と陰陽師〈神事としての新宅作法/宅神(家神)/宅神の危険性/宅神に対処する陰陽師/四月・十一月の宅神祭/宅神祭の重要性/四月・十一月の氏神祭/農村の宅神祭(宅神の始原)/天道花と束草/竃神の特殊性/都市の宅神祭(宅神の変質)〉以下細目略/土公神と陰陽師/家宅の危険性と陰陽師の反閇)/二=病気を癒す(普通の病気と陰陽師/神の祟と陰陽師/仏の祟と陰陽師/霊鬼と陰陽師/疫病と陰陽師)/「安倍晴明」と「歴史民俗学」―結びに代えて―(「安倍晴明」の読み方/他)